珪藻土の産地

分布図   珪藻土はほぼ日本中に分布していますが、主な産地は北海道、石川県、岡山県、大分県、鹿児島県などです。石川県内では能登地方に鉱床が集中しています。

含珪藻泥岩能登地方に分布する珪藻土は珪藻殻のみでなく、

粘土が多く混ざっています。そのため、能登地方では、珪藻土は主に珪藻殻を多く含んだ泥岩(泥が固まり岩となったもの)として産出します。

いくつか存在する鉱脈のうち、大規模に産業利用されているのは、七尾市に分布する和倉層と珠洲市に分布する飯塚層です。和倉層は、新鮮な部分では青黒色をしている泥岩層です。著しく均質であり、一般的な珪藻土で見られる層理(しま模様)は見られません。最も厚い部分では60mに達し、資源量は1億8,800万m3(東京ドーム約150杯分)と推定されています。飯塚層は和倉層と似た性質を持ち、層厚は最大で400mにも達し、資源量は7億5,000万m3(東京ドーム約600杯分)と推定されています。


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