イソライトの成形技術の特長は、軽量、低熱伝導率で、複雑形状に対応できるという点です。
特にセラミックファイバー製品は成形性に優れており、目的に応じてかさ密度や形状を自由に制御することができます。板形状、円筒形状、粒状はもちろん、更に複雑な形状まで成形可能です。
生産ライン上では厚さは150mm(板形状)まで成形技術を確立し、研究所では更なる緻密加工が可能です。また、この特徴はヒーター線と一緒に成形可能な技術としても活用でき、パネルヒーター製造にも生かされています。
成形技術には乾式と湿式の両方がありますがイソライトでは両方の成形法を製品によって使い分けています。
LTCボードはナノ粒子・無機繊維で形成され、多くの微細気孔を有するマイクロポーラス系断熱材です。ナノ粒子によるサブミクロンオーダーの気孔と赤外線の放射率を最適化することで、静止空気よりも低い熱伝導率を、可能にしました。ナノサイズ原料によって発生する強度・耐久不足を補強材の添加と製造技術によって解消し、 従来品を上回る強度を有しています。
LTCボードは、優れた施工性・加工性・耐水性でより複雑・高度なニーズに応え、様々な環境下で超低熱伝導率による省エネ効果を発揮いたします。
※図はイメージ
複合体を成形する技術は大きく3つに分かれます。
複合技術が使用されている製品例